若い頃は、自分は、世の中に必要な人間だと、会社においても、それなりに責任のあるポジションになって、自分が会社を辞めたら回らなくなるだろう、なんて考えていた。しかし、それは、全くの勘違いと言うか、うぬぼれで、自分が辞めたところで、会社は、何ともない、むしろ、新しい風が吹いて新陳代謝されていく。10年間社員を経験し独立をして、20年以上が経った。60歳を過ぎて、今、自分の経済的価値は、あるのか、と考える。仕事があると言うことは、ほんの幾ばくかの、経済的価値はあるのだろう。63歳を過ぎて難しい年頃になってきた、と言うことかと思う。