アメとムチの功罪

以前、キッズ・ジュニア教室を行っていた時の会話。「次は、縄飛びの課題をやろう」と言ったら「佐藤コーチ、縄飛び出来たら、何、もらえる?」と聞いてきた。自分は、苦笑いしながら「何ももらえないけど・・・」、そしたら、しばし沈黙して、「ふぅ~ん」と納得したような、残念そうな顔をして、縄飛びの課題にとりかかっていった。おそらく、親御さんは、「何々出来たら◯◯買って上げる」と言ったことを日常的に行っているのだろう。これは、外発的動機づけと言うのだけれど、イベントのように使えば効果的だけれど頻繁に使うと、何か買ってもらわないと行動を起こさないと言ったモチベーションが上がらない状況を作ってしまう。本来は、縄飛びの課題が出来ていく過程を楽しむ、これを内発的動機づけと言うのだけれどワクワクしながら取り組める環境や雰囲気を作っていくことが大事。これを読んていただいている親御様、「何々したら◯◯して上げる」の使い過ぎに注意していただければと思います。

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