大谷翔平選手が、技術が足りないことをメンタルに置き換えたくない、と言った主旨のことをインタビューで、答えていました。それは、彼なりの超一流のプライドからくる、「メンタルを言い訳にしたくない」と言った説得力のある強烈な言葉となって自分の心にも突き刺さった。
今回のパリオリンピック、体操の橋本大輝選手やスケートボードの堀米雄斗選手は、圧倒的な技術がないと、あのような神がかった大逆転は出来ないわけで、あらためて、追い込まれて発揮出来る真の実力を見た思い。
「メンタルを決める大きな要因は、完成度の高い揺るぎない技術である」と以前から思っていたことで、言い続けていることでもあるのだけれど、よく親御さんが、「うちの息子は、フィニッシュでこけちゃうのは、メンタルが弱いからだと思うんだけれど、メンタルを強くするにはどうすれば良いですか?」と言った質問をよく受けた。自分は、「それは、メンタルではなく技術ですよ」技術を上げることが大切で、その為には・・・と話すのだけれど、たいていの親御さんは、「イラッとして自分の話しを聞いている笑」。
そんなわけで、超一流の大谷翔平選手が、メンタルと技術の関係性について述べたことで、キッズ・ジュニア期においては、まずは、技術を上げる為には・・・を考えることが重要です。そして、その前提にあるのは選手である前に人としての基本行動があり、正しい努力を継続する、と言うことが、メンタルのベースを形成することになることを理解してもらえればと思う。